一人でも楽しめるパックラフト

今まで川遊びといえばラフティングのような大人数で楽しむものがメジャーでした。
人見知りの人や大人数が苦手な人はなかなか楽しめない点がデメリットとしてありました。

そこで今注目されている川遊びがパックラフトです。
小型で軽量のゴムボートであるパックラフトは一人でも川に出ることができます。
元々はアラスカで移動する手段として生まれたものですが今は川遊びや山登りでも使われるようになっています。

パックラフトの魅力

アラスカでは道路がない原野を移動するためには河川を渡ることも必要でした。
そこで持ち運びがしやすい小型ボートが必要でありパックラフトが誕生したと言われています。
その後アメリカ本土の原野や河川といった場所で横断をするためにも役立つとしてパックラフトが活用されてきたのです。

手軽に持ち運ぶことができるので川下りだけでなく登山も楽しみながら合間に活用をすることができます。
小さいので操縦がしやすく一人でも問題ありません。
相手と息を合わせて皮を進むのも楽しいですが自分の気持ちの赴くままに進めるのも楽しくパックラフトの魅力です。

パックラフトはとても小型に畳むことができます。
持ち運びをする際に畳む場合にはシャツほどの大きさになるので持ち運びで場所を取りません。

丸めて収納することもでき手軽に持ち運べるのも便利です。
もちろんサイズも小さいのでそのまま膨らんだ状態でも運ぶことができます。
組み立ても5分から10分あれば可能です。

小型の船は安定性が悪いことも不安視されます。
しかしパックラフトは大きなアウターチューブという浮袋があるので浮力があるので安定性も高いです。

どのようにパックラフトを楽しむか

パックラフトは一人で楽しむものですし軽量で小型の船なので激流を下るのは無理です。
途中で風の影響を受けるような場所もすぐに横転してしまう可能性もあります。
軽くて使い勝手はいいですが強度は決して高くはありません。

そこでパックラフトを楽しむのは流れが緩やかで落ち着いた環境が望ましいです。
流れがなさすぎると進むためにこぐ力が必要ですし向かい風が強いと漕いでもなかなか進みません。
そこであまり流れが激しすぎず風や川の流れである程度進めるような場所を選ぶと初心者でもうまく進むことができます。

楽しみ方としてはボートで浮かんでのんびり過ごせるような環境でパックラフトに乗ると気持ちが良いです。
あまりにも漕がないと進めないような場所だと景色を楽しむ余裕もありません。

少し流れのあるところで進んで楽しみたい時にはスプレーデッキなどの装備がある方が安心です。
場所に応じてパックラフトの装備も変えて楽しむようにすると一人でもうまく流れに乗ることができます。