チェスボクシングについて

チェスボクシングは、その名の通りチェスとボクシングを組み合わせたスポーツであり、ヨーロッパで人気です。
1992年にコミック作家によって考案され、これを元にオランダ人芸術家が2003年にチェスボクシングとして誕生させました。
日本でもデモンストレーションが行われたことがあり、このときはチェスの代わりに将棋を取り入れています。

ゲームはボクシングのリング上で行われ、チェスとボクシングを交互に行うという流れであり、最初はチェスから始まり、最大で11ラウンドで競います。
チェスは1ラウンド4分、ボクシングは1ラウンド2分であり、それぞれのラウンドの間には1分間の休憩があり、チェスの持ち時間は12分です。
チェスでチェックメイトやボクシングでノックアウトされると終了であり、12ラウンド行うと審判の判定が行われます。
すでに世界大会が開催されるほどメジャーなスポーツになっています。

知力と体力を使う

チェスボクシングは、チェスの時は知力を使い、ボクシングの時は体力を使うという、まさに知力と体力ともに優れた人が優勝できるスポーツなのです。
勝つためには並大抵の精神では無理であり、紳士的にチェスを行った後は、すぐに激しくボクシングを行うのです。
ドイツなどで世界大会が開催されており、多くのファンもいるようです。

勝つためには知力と体力を鍛えなければならず、世界大会で優勝すると、最も体力と知力を備えた人と賞賛されます。
そして試合をしていくと、次第に白熱していくので、その中で如何に冷静になって競技をしていくかというのがポイントであり、チェスで負けそうになっている場合でも、冷静にボクシングを行わないといけません。

プレイする場合

もしもあなたもチェスボクシングに興味を持ったなら、ボクシングのリングとチェスの道具さえあれば、すぐにでもチェスボクシングを始めることが出来ます。
ただし面白そうと興味本位にやってみても、チェスにボクシングを組み合わせているので、最初はとても苦労することでしょう。

行うにはチェスのルールや戦略、ボクシングのルールや戦略を覚えなければならず、プレイするには多くの練習が必要となります。
しかしここまで対照的なゲームを2つ取り入れているチェスボクシングは、その様子からも熱狂的なファンも多く、その気になれば世界大会に出ることも可能です。
ただし少なくとも、チェスで勝っていけるぐらいの戦略や頭脳、ボクシングで勝っていけるぐらいの技術と体力が要求され、それもまたこの競技で優勝すると賞賛される要素となっています。
ヨーロッパでは有名なスポーツですが、そのうち日本でも有名になるかもしれません。