クレイジーなスポーツ「クリフダイビング」

高いところが嫌いという高所恐怖症の人からすればなんて命知らずなことをスポーツなんていっているんだと叫び声が聞こえてきそうですが、日本でも夢中になっているという人が多くなっているということを聞くと、すでにスポーツとして浸透しつつあるということでしょう。

高いところから全力で「落下」する飛込みが得意なアスリートたち、実はすでにこうしたプロ集団がエクストリームスポーツ集団として登場し、高さ28mの飛び込み台から海、川に向かって飛び込むなどパフォーマンスを見せています。

ものすごく怖いスポーツ・・・と感じますが、この究極のハイダイビングスポーツであるクリフダイビングは、ワールドシリーズが行われている列記としたスポーツです。

とんでもないことを行うクリフダイビングのプロたち

ただ飛び込むだけではプロといえないとばかりに、ワールドシリーズを5回制覇しているというプロダイバーは、着水までたった3秒という間に、4回ひねり後方3回転という技を繰り出したというから驚きです。

またこうした大会だけではなく、まさしくクリフダイビングは世界を舞台に出来るスポーツとして注目されているのです。
ボスニアヘルツェゴビナでは、古く450年ほど前から高所から大分するということが伝統的に行われていたといいます。

世界遺産に登録されているスタリ・モスト、ここから美しく輝くネレトヴァ川に飛び込むダイバーたち、この姿に2万人を超える観客が歓声を上げ大いに盛り上がったといいます。

トップ選手たちにクリフダイビングの魅力を聞いてみると、高いところから飛び降りるということが爽快感なんだそうで・・・皆さん小さい頃から落ちる、飛び降りるという感覚が好きだったといいます。

しかし幼い頃とは違い、現代行っているクリフダイビングというスポーツは、確実に失敗したら命をなくすというある意味チャレンジとなるのですから、しっかりと慎重に調整を重ねて、ある程度恐怖心を持ってチャレンジしているといいます。

一瞬デモ機を抜くとあざだらけという危険なスポーツ

クリフダイビングははっきりいって体を鍛えていない素人が簡単に行う事が出来ないスポーツです。
このスポーツのプロたちはしっかりとトレーニングを積み、高いところから落ちていくときの強力な重力に耐えられるように体を作っています。

着水するときは最高速度90km/hにいたる加速度があるのですから、コンクリートの壁に叩きつけられるのと同じくらいの衝撃です。
この着水の瞬間、少しでも気を抜けば全身青あざだらけ、ひどい痛みが全身を襲うということになります。

慎重に、なおかつ体をしっかり鍛えて挑む危険なスポーツ「クリフダイビング」は、誰でも出来るスポーツではありませんが、人間が見せる最高のパフォーマンスとして素晴らしいものだとも感じます。
ただし、プロだからこそ出来るスポーツ、時間をかけてトレーニングが必要なのです。