おしりがむずむずしそうなスポーツ「ディープウォーターソロ」

最近はクライミング、ボルダリングなどが流行していて、ボルダリングなどは各地に練習する施設、楽しめる施設などが登場し、世界に向けて素晴らしい選手たちが日本でもたくさん登場しているくらいに注目されています。

フリークライミングは岩に穴を開けることなく、命綱をかけるボルトをうつこともせず、自然の中で岩をつかみ、指先の力と足の指の力、更にボディバランスのみでクライミングするという自然相手のクライミングです。

命綱があっても自然の中のことですから、岩からボルトが外れたら?なんて恐怖心に駆られますが、ロープを使うことなく岩を登るクライミングの精神をそのままに、海、河川を落下の際の緩衝材として利用するスポーツがディープウォーターソロです。

ディープウォーターソロはクライミングの中でも川や海が下にあるということで安全性が確保されているといわれています。
しかし海流が荒い場所などなら危険がないといえないですし、落下して本当に無事なのか?ということはわかりません。

世界に広がるディープウォーターソロ

クライミングという自然を相手にするスポーツの中でも、安全性が高いということで競技人口も多くなってきています。
また人工的に壁を作って楽しめる施設なども海外には多くなっています。

アメリカにある人工壁の施設ではスピードクライミングの世界最速記録が生まれたという場所ですが、ここは全長15mという長さの壁をループなく登るというチャレンジができる施設で、クライミングを愛する人にとって、最高の施設といわれています。

ディープウォーターソロは安全性が確保されているといわれていますが、もちろん壁、岩をよじ登るというスポーツですから、訓練が必要なこと、またトレーニングなどをしっかり継続的に行う事が必要なスポーツです。

ディープウォーターソロの魅力とは何か

安全のためにギア類を一切利用しないでクライミングができる、これがディープウォーターソロの大きな魅力です。
川や海などがある場所で行うということで安全性が確保されているとはいえ、岩を登り高いところに到達するスポーツですから何があるかわかりません。

ロープなしのクライミングはクライマーにとって自分を追い込むことができる魅力があるといいます。

通常のクライミングの場合、落ちれば死亡するというリスクを常に感じながら行いますが、ディープウォーターソロの場合そのリスクがない、そのため自分を追い込むことができるといいます。

自分自身を限界まで追い込み、今まで行っていなかったムーブを試すこともできる、こうしたことを考えると、クライミング本来の楽しさを味わうことができるスポーツが、ディープウォーターソロといえるのではないでしょうか。