進化したモトクロス

モトクロスと言えば、ダートコースをバイクで走り、タイムを競う競技なのですが、最近ではただのモトクロスではなく、フリースタイルモトクロスという競技も行われています。
フリースタイルモトクロスというのは、タイムを競うのではなく、ジャンプなどを行ってアクションを競う競技です。
ジャンプ台を設置して、どれだけ高く飛ぶことができるのか、どれだけ美しく派手に飛ぶことができるのかが重要になります。

バイクでどのようなパフォーマンスを行うのかというと、ただジャンプするだけではなく、ジャンプをするときに一回転すると言ったパフォーマンスが必要になります。
もちろんバイクで一回転するのはかなり危険なので、順を追ってきちんと訓練をしていかないといけません。
しかも一回転するときに片手を放すというパフォーマンスをする人もいますし、ジャンプするときに片手でバイクを掴み、もう片方の手と足を話すというパフォーマンスをする人もいるのです。

このようなパフォーマンス競技に進化したのがフリースタイルモトクロスなのです。
一般的なモトクロスでもかなり危険なのですが、さらに危険度が増したスポーツだと言えるでしょう。
このような危険を伴うスポーツを、エクストリームスポーツと呼んでいます。

いろいろな技が存在している

フリースタイルモトクロスにはいろいろな技が存在しています。
そこでフリースタイルモトクロスでよく行われている技の一部を紹介させていただきます。
よく行われている技が普通にジャンプすることなのですが、普通にジャンプするだけではなく、ハンドルから手を放す技がよく用いられています。

片手を放してジャンプする技をワンハンダーと呼び、両手をハンドルから放してジャンプする技をノーハンダーと呼んでいます。
また、バイクの先端には泥除けが取り付けられているのですが、バイクの先端に付いている泥除けを両手で掴んでジャンプする技をフェンダーグラブと言います。
ここまでは基本的な技になるのですが、もっと難しい技もたくさん存在しています。

ダブルシートグラブという技もかなり難しいのですが、この技はバイクのシートを両手で掴む技なので、相当難しいと言えるでしょう。
他にもロックリゾットと呼ばれている技があるのですが、この技は両手両足を全てバイクから一瞬放すという大技です。
もちろんジャンプしたときに行う技なので、そう簡単にはできません。

さらにこれらの技の応用もありますし、もっと難しい技も存在しているのですが、フリースタイルモトクロスの場合には、このような技をトリックと言います。
参加する競技によってもジャンプ台の高さや角度、数も異なるので、自分が参加したい大会の特徴に合わせて練習を積んでいかないといけません。