車輪付きのソリに仰向けに乗って滑る競技

ストリートリュージュと呼ばれているスポーツが現在では存在していますが、名前を見ただけではどのような競技なのかわからないという人も多いでしょう。
ストリートリュージュというのは、車輪が付いているソリ、スケボーのような感じの物に仰向けになって乗り、坂道を滑るスポーツです。
ストリートリュージュで使用されているソリは、通称スレッドと呼ばれています。

坂道を下る競技なので、かなりのスピードが出ることが予想されますが、100キロ以上で滑る競技になっています。
もちろん普通に坂道を下るだけではなく、カーブも存在していれば他の人と一緒に滑るので、接触してしまうこともあれば、転倒してしまうこともあるでしょう。
よってただ早く滑ればよいというわけではなく、しっかりと戦略を組み立てながら走行しないと勝つことはできません。

度胸と体力と戦略が重要

ストリートリュージュで必要になるのは、度胸と体力、そして戦略が重要です。
なぜ度胸が必要になるのかというと、スレッドという車輪付きのソリに乗って坂を滑り落ちるので、時速100キロは簡単に越えてしまいます。
そのため、恐怖を克服する勇気と、超スピードを恐れない度胸が必要になるのです。

しかも仰向けに寝そべった形で滑るため、地面と近いという点でも恐怖を感じる人がいます。
仰向けになった状態では前を見ることができませんので、頭を少し上げながら走るのですが、簡単に言えば腹筋を軽くしている状態で、しかも体がぶれないようにしながら滑るため、普通の人では腹筋が痛くなるでしょう。

よって恐怖を克服する度胸と共に、少し顔を上げた状態でしっかりと固定できるだけの筋力と体力が必要になるのです。
さらに先ほども少し触れたのですが、戦略を組み立てなければ勝つことはできません。
相手のラインを妨害することも認められているので、ルールの範囲内でどのように妨害するのか、いかにして他の選手からの妨害をかわすのかも考えておかないといけないのです。

アメリカ発祥のスポーツ

日本ではストリートリュージュと言ってもどのようなスポーツなのかわからないという人が多いでしょうが、それもそのはずで、ストリートリュージュというのはアメリカ発祥のスポーツなのです。
しかも現在では日本で大会が開催されておらず、アメリカを中心とした中米や南米、ヨーロッパの一部でのみ大会が行われています。

今後は日本で大会が行われる可能性は十分あるのですが、かなり危険なスポーツでもあるので、相当な練習が必要になります。
日本は山が多いという特徴があるので、日本もストリートリュージュを行うのには適している国だと言えるでしょう。
日本人でもストリートリュージュの大会に出ている人がいるのですが、もちろん外国に行って大会に参加しています。