日本でもよく知られているホッピング

日本でもよく知られているホッピングという遊びですが、かなり前から子供たちが遊んでいました。
ホッピングというのは、棒のようなものに乗って飛び跳ねる遊びだということは知っている人も多いでしょう。
小学校によっては、遊ぶとき自由に使えるところも存在しているのですが、現在では危険という理由から、このような遊び道具は小学校に置かないところも増えているようです。

日本に伝わったのは昭和5年ごろだと言われているので、戦後生まれの人で、現在30代以上の人であれば、かなり高い確率で遊んだ経験があるでしょう。
若い人でも遊んだ経験がある人も多いでしょうし、現在ではインターネットでもホッピングを購入できるので、現在の子供でも知っている人はいます。
しかし、現在では再開発で公園や広場など、遊べるところがどんどん減っていますし、家の中で遊ぶ子供が多いので、知らないという人も増えています。

日本には古くからホッピングに似た遊びがあった

ホッピングはアメリカ生まれなのですが、実は日本にもホッピングに似た遊びが平安時代にはもう存在していたのです。
当時は木の棒に乗って飛び跳ねるという遊びだったのですが、形は違っても遊び方はホッピングと全く一緒です。
どのような形であったのかは不明ですが、竹馬のような感じではないかと思われます。

日本には昔からたくさんの遊びがあり、現在では当たり前に行われている遊びの原型になっている物がたくさんあります。
もちろん現在とは全く形が変わっているのですが、例えば卓球やテニス、バドミントンに似た遊びは羽子板ですし、サッカーに似た遊びは蹴鞠です。
中には外国から伝わった遊びもあるのですが、日本生まれの遊びもたくさんあります。

ホッピングが流行った時季

現在ではあまり遊んでいる子供を見かけることが少なくなりましたが、ホッピングが流行っていたころは、学校の校庭や公園などでよく見かけたものです。
流行っていたのは1980年代なのですが、日本の企業がスカイホッピーという名前で販売を開始したのがきっかけで、当時の子供たちが遊び始めました。
しかし、1980年代に初めてホッピングが流行ったのではないのですが、第一次ブームは1950年代の後半だと言われています。

この頃に、バランス感覚を遊びで養うことができると流行り出したのですが、そう長くブームが続いていた訳ではありません。
なぜブームが廃れていったのかというと、日本人特有の流行りものにすぐ飛びついて、すぐ飽きてしまうという人が多いのが理由の1つですが、もう1つ理由があったのです。
それは、あまりホッピングをやり過ぎると、胃下垂になるという情報が流れたためなのですが、これによって第一次ブームは過ぎ去り、新たに第二次ブームが来ました。