生死をかけたスポーツ

エクストリ-ムスポ-ツということはが市民権を獲得しつつあります。
まず アメリカでマスコミとタイアップして ともかく人の注目度の高い競技、
プレイヤ-の生死が絡む競技ということでいろんな種目がエクストリ-ムスポ-ツとして取り上げられています。
単にはらはらするとか、競技者の生死がかかっているだけではだめで、
見ている側が大変興味深く、見れることが基本になります。

大昔、古代ロ-マの闘技場では 奴隷達が主人の名誉をかけて 死ぬまで戦い抜きました。
まさにこの世界ののりなんですが
選手あるいは 競技者は 非常に危ない、極端な場合生死にいたるまで 競技する、
そしてその競技者の勝ち負けが 自分の事に物凄く影響を与えるので 関心度が極めて高く成ります。
まさに現代のエクストリ-ムスポ-ツに 求められる要素がここに集約していると言ってもいいでしよう。
古代から現代にいたるまで、人の習性というのは あまりかわらないのかもしれませんね。

スカイダイビング

そういった意味でエクストリームスポーツとして取り上げられるスカイダイビングは、
工夫することで エクストリームスポーツとしての興奮度をあげることが可能なスポ-ツかと おもわれますね。
元々、空中高く飛んでいる飛行機から飛び出して、もともと 非常時とか軍事用として使われていた
パラシュ-トを利用して、しばしの空中散歩してみようと言うのか 競技の最初で有ります。
その時間1分余りのなかで 色んなことをしながら 空中遊泳、実は落ちているだけなのですが、
鳥の気持ちになる事が出来ます。
パラシュ-トを二つ持ち、早め早めにパラシュ-トをひらくというのが本来のスカイダイビングのやり方ですね。
でもアメリカの人達は、見ている者がわくわくするために 、この基本のル-ルに 手を加えていくのですね。
日本人の感性から言うと 少し相いれないものも沢山ありますが確かに見ている者は、
わくわくするように変化していっています。

ぎりぎりのスリル

州ごとで 制約が違うので、出来る州と出来ない州があるのが またアメリカらしいなあとは思います。
まずパラシュ-トは 2つではなくて 1つに減らされました。
その次に、空中の落下の際の様々なポ-ジングで競うようになりましたが
こんなの誰が考えるのかなあと思わせるようなスタイルが課題として 与えられます。
まあ 空中だから できるスタイルばかりで、普通は困難な物ばかりです。
たぶん、ここからは想像ですが 競技者は水の中で練習を繰り返すのかと思います。

そして要求は更に過激になり、パラシュ-トの開く高度にまで及ぶようになってきました。
パラシュ-トを開く位置が低ければ低いほど観客の興奮度は上がるわけですが
その分競技者にかかる着地のダメ-ジは大きくなり 最悪死に至ることもあります。
エキストリ-ムスポ-ツの良いところと悪いところが 凝縮されたのがスカイダイビングなのかもしれませんね。
そういう意味で、欧米の人たちが求めているものに合致している
ドンピシャのエキストリ-ムスポ-ツなのかと思います。