区間タイムの合計値などで勝敗が決まるエンデューロクロス

オフロードバイクのレースを見たことがある方は、その迫力にファンになってしまったという人も多いと思います。
公道を走るバイクとはまた違う魅力を持っているオフロードバイクに夢中になり、今レースなどに参加されているという方も多いでしょう。

このオフロードバイクのレースの中に、エンデューロクロスというレースがあります。
通常モトクロスと対になって行われることが多い競技です。
自然を相手にする究極のオフロードレースという感じでしょうか。

モトクロスは整地されているところ、また造成されているオフロードコースを走る「スプリント形式」のレースですが、エンデューロクロスは自然の地形の中がコースとなっていて、その自然のままのコースを走るというレースです。

レースは走りきった着順を競うもので、このエンデューロクロスは更に細分化されており、クロスカントリーとオンタイム制という種類もあります。

エンデューロクロスのオンタイム制とは

エンデューロクロスのオンタイム制は、あらかじめ決められた時間に間に合うように、チェックポイントを通過、スペシャルテストでタイムを競います。

世界選手権や国別対向の大会などもあり、世界標準ルールです。
最も人気がある北海道で行われるオンタイム制のエンデューロクロスでは、1周が25から60kmというコースの途中、2箇所チェックポイントがあり、これを1日3周から5週しスペシャルテストの合計タイムを競うというものです。

タイムチェックポイントの到達が遅れると1分につき60秒というペナルティが加算され成績に大きく響きます。
またタイムチェックからタイムチェックに向けて確実にしっかりと走りきるランディングの高い技術が求められ、整備する時間なども含めるため、バイクの耐久性なども求められます。

ルールが非常に複雑でしっかり覚えておかないとペナルティとなることも多いので、オンタイム制のエンデューロクロスを楽しみたいということなら、まずルールを覚えるということが求められます。

エンデューロクロスの魅力は自然が相手ということ

通常クロスカントリーでは人が作ったコース、もしくは整備したコースを走るという安心感がありますが、エンデューロクロスの場合、人が作ったものでなんでもなく、自然が作った形状のコースを走るという魅力があります。

時にむちゃくちゃすべるところもありますし、とんでもなく傾斜しているところもある、こうした自然が作ったところに人が挑戦するという魅力があるのです。
クロスカントリーに飽きたら、エンデューロクロスという自然を相手にしているスポーツを楽しんでみてもいいのではないかと思います。