鳥のように自由に空を飛びたいという人類の夢をかなえた「フライボード」

ある日、鳥のように自由に空を飛びたいというある人の夢が飛行機を作らせ、また自ら空を飛ぶ感覚がほしいということで、スカイダイビングなどが発案されました。
しかし飛行機は鉄の塊の中に身をおくことになりますし、スカイダイビングは飛ぶというよりも落ちていくという感覚。
では鳥のように自由に飛ぶことは無理なのか、そこで考えられたのがフライボードです。

日本でもコマーシャルなどで見たことがあるという人もいると思いますが、最初にフライボードを見たときには「これってCGでしょ?」と誰もが本当に飛んでいるとは思わなかったのではないかと思います。

これはCGでもなんでもなく、水中で空中に浮かぶフライボードというスポーツです。
フランキー・サバタという方が作ったこのフライボードは、最終的に空気圧で空を飛ぶことができる、ホバーボード「フライボード・エア」にまで発展しました。

水圧で空中に浮かぶ感覚が最高

水圧で空中にヒューと浮かんでいくこの感覚、フライボードを経験した方々はこの浮遊感覚が最高といいます。
水しぶきを上げつつ水上をすべるように進む・・・美しく飛ぶ姿はフライボードならではです。

水上バイクのジェット噴射を利用し、足に固定したボードから噴射される水圧によって空中に浮かび上がるというマリンスポーツは一気に人気を集め注目されました。
最近は夏場、海や湖などに行くとこのフライボードを楽しめる場所があります。

以前は海外旅行に行って旅行の中のアクティビティとして楽しむという人が多かったのですが、最近は国内でも海、湖などのイベントで利用されていることがあります。

フライボードのコツ、うまく飛ぶポイントとは

フライボードのコツは、しっかりひざを伸ばし怖がって曲げないこと、背中から腰を一直線に姿勢よくすること、しっかりと準備が出来てからインストラクターに合図をしてスタートしてもらうことなどがあげられます。

またフライボードに挑戦して出来ないという人の80%以上が、ひざの曲がりで、足が水圧に噴射されるボードに固定されているため、足首が曲がることはありませんが、ひざが曲がると斜めにバランスが悪くなってしまい飛ぶことが出来ないのです。

感覚的にいえば、足元が深く沈みこむようなイメージでフライボードをしっかり水中に沈めて、ひざをしっかり伸ばし力を入れると自然に浮き上がってきます。

海の場合、体が浮きやすいのでコツをちょっとつかむと、何度かの挑戦でできるようになります。
怖いと思う気持をなくし、落ちても海だから大丈夫という気持を持ってインストラクターの注意点を頭に入れておけば、しっかり浮遊できます。