ケーブダイビング
鍾乳洞などの潜水スポーツ
ケーブダイビングは鍾乳洞などの中をダイビングするスポーツであり、一般的なレジャーダイビングとは異なる楽しさをもったダイビングと言われています。
高度な技術を必要とするために経験が豊富であることはもちろんですが、機材も選りすぐりのものを使用することがベストと言われるなどレベルが高いスポーツであることは間違いありません。
間違ってもダイビング初心者が興味本位でおこなうようなものではないのですが、だからこそダイビングの経験が長い人の場合には自分の腕を試したいなどということでチャレンジしている人も多いようです。
しかしながら、ケーブダイビングが初ということであれば必ずその鍾乳洞を熟知しているダイバーとともに潜水しましょう。
経験がものを言うジャンル
これまでにケーブダイビングの経験があったとしてもその場所を知っている人とともに行動することが命を守ることにつながるケースが多いです。
そもそも通常のダイビングのように緊急事態があっても即座に上昇できません。
鍾乳洞などの洞窟は横に長い場合がほとんどであって、緊急時に浮上したいと思ってもその場では上部に岩があるためにある程度の場所まで移動してからでないと浮上することができないのです。
また、浮上できる地点までかなりの距離があることも多いために、酸素などはそのあたりを計算しながら管理しなければなりません。
そのような部分においても一般的なダイビングとはまったく異なるスポーツと言えますので、こうした要素も覚えておきながらこのスポーツとは向き合うようにしておきたいものです。
安全性に徹底配慮
ダイビング自体はとても気軽なスポーツとしておこなわれていますが、こちらはそうそう簡単なものではないのです。
そのため、これから始めるという場合にはこうした要素も頭に入れておく必要があると言えます。鍾乳洞などを潜るといえば岩が崩れてきて埋まるのではないかなどというリスクを唱える人もいますが、実際にそのようなことになるケースがとても少なく、ほとんどの場合には酸素の管理ミスなどによって起こっているそうです。
また、必要な機材が確保できていなかったなどという理由もあげられます。基本的には真っ暗な中を潜水していくことになりますので、明かりの確保や命綱の確保など、基本的な設備の部分で不足があり、そのせいで命に関わる事故に巻き込まれてしまうというようなことがあるのです。
安全面にさえ気をつけていれば楽しいスポーツであり、素晴らしい光景が見られるスポーツであることは間違いないのですが、そうした安全面に対する配慮も必要になってくるスポーツですから、この点だけは絶対に忘れないでください。