レッドブル・エッジの特徴

エクストリームスポーツの中でも、雪山の中を颯爽と滑る冬のスポーツであるスノーボードは迫力が満点です。
スノーボードにはさまざまな技がありますが、ボードのエッジ部分を存分に使った鋭いターンである「カービング」は、スピード感も相まってビジュアル的にもとてもクールなものになっています。
そんなカービングの技術を競い合う大会が、オーストリアのRed Bull社が主催する「レッドブル・エッジ(Red Bull Edge)」です。

この大会はスノーボードを使った障害物競走のようなもので、エッジという名前が付いている通り、カービング技術を駆使しながら華麗に障害物をかわして駆け抜けていくレースになっています。
大会を監修しているのは、アルペンスノーボード界の世界的トップアスリートであるシギー・グラブナー氏であり、さまざまな試行錯誤を重ねて今の形を作り上げました。
イベント当日には、ワンポイントレッスンをはじめワークショップが開催されるなど、多くの選手達が楽しみながら交流を深めていけるイベントでもあります。

レッドブル・エッジの魅力

雪で埋め尽くされた純白のコースを、選手達がそれぞれのスキルを駆使しながらコースを駆け抜ける姿はとても迫力があり魅力的です。
大会側が用意したさまざまな障害物(お題)に対して、いかにクールかつ技術的に突破できるかを競います。
お題の中でも重要になるポイントが「リンボーゲート」「スピード計測スポット」「360度ターン」の3つになります。

リンボーゲートは、高さが設定されたロープの下をカービング技術でくぐり抜けます。
その高さをクリアするたびにロープの高さは徐々に下げられていき、どれだけ低くローダウンなカービングができるか技術を競います。

スピード計測スポットでは、いかに速いスピードでカービングを繰り出せるかを競います。
障害物を避けつつ、このポイントでいかにスピードに乗れるかが重要です。

360度ターンでは、遠心力に耐えながら指定のポイントで360度のターンを決めなければなりません。
ポイントに入る時のスピードはもちろん、ターン中には繊細な重心コントロールも求められるため上手に決めるには難易度が高いものとなっています。
このように、レッドブル・エッジが用意するコースはさまざまな魅せポイントがあり、選手達は高得点を目指して最高の走りを披露していきます。

スノーボード大会の楽しみ方

スノーボードを観戦する上で、カービングはとても迫力がある要素です。
速いスピードから繰り出されたり低い姿勢で難しいところを決めてくるカービングなど、選手それぞれが得意とするスキルを持っています。
選手それぞれがどのようなカービングを披露してくれるのかに着目して試合を観戦してみると、非常に楽しめるでしょう。