「ジャンプロープ」の特徴

近年、競技としての縄跳び「ジャンプロープ」が国内外で注目されつつあります。
ジャンプロープの選手は年々増加しており、縄と自身の身体が織りなすアクロバティックな技は多くの人々を魅了しています。

そんなジャンプロープですが、2023年4月13日に川崎市で行われた調印式にて、2024年の「AJRUアジア選手権大会」と2025年の「IJRU世界選手権大会」が、同市にある施設「カルッツかわさき」にて開催されることが発表されました。
特に世界大会であるIJRU世界選手権大会が国内で開催されるのは初ということで、ジャンプロープが今まで以上に注目されています。

「ジャンプロープ」の魅力

ジャンプロープの魅力といえば、文字通り縄を使ったさまざまな技が特徴です。
私達が子供の頃に経験した縄跳びにもさまざまな技がありましたが、ジャンプロープの世界はこの縄跳びの技を極限までアクロバティックに、かつスマートに組み合わせたスポーツになっています。
また、1人で行うシングルロープという種目の他にも、複数人で行う長縄やダブルダッチといった種目などもあり、選手同士の連携が必要となる競技にもなっています。

ジャンプロープの個人種目では、規定の時間内で飛べた回数を競うものや、音楽に合わせてパフォーマンスを繰り広げるフリースタイルといった形式があります。
いずれの種目でもロープを使うアクションは目で追えないほどに速いものもあり、見る人も迫力満点の競技になっています。
特にフリースタイルでは、ただ高度な技で跳ぶだけではなく高い表現力も求められるため、思わず息を飲む圧倒的な演技を見られることもあります。

ジャンプロープ大会の楽しみ方

ジャンプロープの大会を観客として観戦する場合、競技を見ることそのものでも十分楽しめますが、ロープと身体が織りなす高度なテクニックを間近で見ることで自分もいくつかの技にチャレンジしてみようかなと思えるところにも魅力があります。
縄跳び自体は、学生時代に経験のある方も多いでしょう。
ジャンプロープの大会で見られる技の数々は、突き詰めれば自分達が昔やってきた縄跳びのスキルを極限まで高めたものになります。

ジャンプロープという競技と自身がやってきた縄跳びとでは当然レベルは違うものの、ロープ1本と自分の身体だけでこれほどすごい技ができるんだと大会を見て感動する人も多いです。
かっこいい技が出来るようになりたい、運動不足だから縄跳びを始めてみようと感じる方も結果的に多くなり、ジャンプロープの大会を通して運動に関心を寄せる機会が増加します。
ジャンプロープの世界大会が日本で開催されることは、今後のジャンプロープ競技人口を一気に引き上げるチャンスでもあるのです。