【人力で3メートルの跳躍が可能になる】
ジャンピングスティルトとは、ジャンプをする目的で足に装着する西洋竹馬のことです。
膝の裏から地面にかけて弓状の板バネがついている装置を足に装着します。
板バネによる跳躍力で、人力で3メートルもの大ジャンプをすることが可能になります。
最初のうちは歩くのすら困難かと思いますが、地面の滑り止めはしっかりしているので、10分ほど歩く練習をすれば普通に歩けるようになりますし、バランスをとって軽くジャンプすることもできるようになります。
その跳躍力からまるで空を飛ぶことができたような、そんな感覚になるジャンピングスポーツです。

【初心者からプロまで楽しめる】
初めてジャンピングスティルトを装着した人でも多少の練習で、歩く、ジャンプをする、ジャンプしながら前進することができるようになります。
徐々に慣れてきた人、トランポリンで宙返りができるような人であれば、ジャンピングスティルトの練習次第で前宙、バク宙、側宙などのパフォーマンスができるようになります。
スタントやパフォーマーなどのプロであれば、ジャンピングスティルトを用いてパフォーマンスを行い注目を集めます。
大きな技ができなくても、初心者でも楽しく遊ぶことができるのがジャンピングスティルトの魅力です。

【ケガを予防するために】
ジャンピングスティルトは高いジャンプ力が原因で大ケガの原因になっています。
いきなり高く飛びすぎて着地に失敗してお尻を強打する、前のめりに倒れて顔をケガするなどの事故が起きます。
さらにひどい事故は、大型の車を飛び越えるのに失敗してフロントガラスを破壊し、その後頭部を強打するという大事故で、ヘルメットを着用していたが緊急手術をする必要になったケースもあります。

また、ジャンピングスティルトによる激しいジャンプのしすぎにも注意が必要です。
トランポリンやジャンピングスティルトは、大きくジャンプするだけで身体に大きなGがかかります。
その負荷により筋肉に損傷ができて、そこからミオグロビンやカリウムが大量に溶け出し、多臓器不全を引き起こす可能性があります。

身体的にケガをしないためにはプロテクターなどの着用を、筋肉や内臓に負担をかけないためには無理に運動を続けないことが大切です。

【日本のジャンピングスティルトチーム ANDZ】
ANDZ(アンズ)とは、日本のジャンピングスティルトチームです。
ジャンピングスティルトとテクノロジーを組み合わせたパフォーマンスで、イベントなどに出演して人々を魅了しています。
パフォーマンスでは、独自に開発したLED付きジャンピングスティルトを使用し、BGMに合わせて発光パターンが変わるなど、技以外の面でも注目を集めます。
リーダーの竹下一雅(KAZU)は、幼少の頃からずっと「空を自由に飛びたい」と本気で思い続け、ジャンピングスティルトに出会いました。
独学でジャンピングスティルトの扱い方を習得し、プロパフォーマーとして第一線で活躍しています。
空を飛びたいという純粋な思いが、ジャンピングスティルトと引き合わせたのかもしれません。
パフォーマンスクリエイトカンパニー「ICHIZA」としてジャンピングスティルトスクールを開催しているので、ジャンピングスティルトに興味を持った方は、参加して自由に空を飛んでみませんか。