綱渡りをおこなう競技

スタックラインは木と木の間にロープなどのラインを張って、その上をバランスをとりながら渡る綱渡りのような競技です。
この競技専用のラインが販売されるほどに普及しており、幅は五センチほどとなっています。
しかし、木の間には二十メートル程の間隔をとることがおおいため、いくらこの太さがあってもこれだけの距離ではラインはしなります。
当然ながら渡るのはそれなりに難しいものとなってしまいます。

初心者の場合には渡りきることはほぼ難しく、途中で落ちてしまうのが通常と言えます。
しかし、この遊びには落ちてもいいようにロープを張る高さは地上から25センチ程度などとかなり低い位置に設定されていることが多いので、仮に落ちたとしても怪我をするようなレベルではありません。
ただし、気をつけておきたいのは当然です。

バランス感覚が研ぎ澄まされる

そして、この競技に慣れてくるとラインの上で片足で立つなどということも可能になりますので、バランス感覚と集中力を研ぎ澄ましてチャレンジしていきたいものです。
木の間の距離を伸ばしておこなうこともロングラインと呼んで、高さを通常よりも高い位置にセッティングするものをハイラインと呼んでいるほか、水の上にロープを張っておこなう競技をウォーターラインと呼んでいます。
これらの呼び方は存在しているものの、それ以上に細かい規定などがあるわけではなく、基本的には自分たちで安全に気をつけながら自由気ままに遊べるものと言えます。

また、スポーツ競技としても発展を続けており、たとえばロープを渡るだけではなく、その上で宙返りをするなどの技も存在しています。
このようにロープの上で何をおこなうのかということによって高度さを競うという形がベーシックな戦い方となってきているようです。
もちろん、初心者がいきなりここからトライするにはハードルが高すぎますので、まずはロープの上を無事に渡りきるということを考えて、そのあとに様々なバリエーションのある技にチャレンジしていくというのがいいのではないでしょうか。

世界的に普及中

そして、このスタックラインは世界的にも普及している競技であるということを忘れてはいけません。
なぜなら、世界連盟が存在しているからです。
こうした競技団体というものはそれなりの人口がいなければ設立まではいきつかないものですが、こうして今は存在しているわけですから、今後も競技人口は増えていくことが予想されるのではないでしょうか。

様々な方法がありますが、まずは自分の方法でチャレンジしてみて、そこから徐々にいろいろな遊び方にも挑戦してみてください。
最初はロープを渡り切ることだけを考えて、精神を集中してバランス感覚をとってください。