水上をすべるウェイクボード

フリー八百科辞典のアンサイクロペディアなるサイトによると、
エクストリームスポーツとは、極めて珍しいそんな状態の中で行われる
極端なスポーツの中に分類されているものとされています。
けれど、手軽に参加できるものもあるのだそうで、興味のあるものや、
比較的やさしいものから取り掛かるのがよさそうです。

また莫大な費用がかかるものもあり、そのあたりの落差の大きさが、かえって愛好家を増やし、
四年に一回というこのペースでエクストリーム・オリンピックと呼ばれるものまで
開催されているにあるのではないのかなぁと思います。
このエクストリームスポーツという中に入っているのがウェイクボードです。
フリー百科事典ウィキペディアによると、ウェイクボードとは、
モーターボート等に持ち手の付いたロープを固定していって航行し、
それをボートの後ろの方で握った人が板状の滑らせる道具をつかって、
曳航されながら水の上を滑っていくウォータースポーツである、とあります。

水上のスノーボード

この説明から連想するのは水上スキーではないかと思いますが、
ウェイクボードと水上スキーの大きな違いは、曳航方向に向かっての足先の向きです。
この場合、正面に向くものを水上スキー、横に向くものをウェイクボードにわけることができると思います。
最近はこうした水上を乗って楽しむスポーツが増えてきて、スキーやボードなどに分類しきれないものも
出てきていますが、それぞれに特徴を持たせていることから、
曳航方向によって大別するのがわかりやすいと思います。
ウェイクボードは、雪上をスノーボードで滑っていくような感覚を水上で行う、と言えば、
理解がしやすいのではないでしょうか。
いわゆる、まっすぐに向いて斜面を下っていくスキーとは違い、
横を向いてバランスを取ることで滑っていくのがスノーボードです。

それを水上でもやるわけですから、まっすぐに前を向くよりも、バランス感覚が求められると思います。
ウェイクボードの場合、両足がボードに固定されていますから、
曳航されている際のスピードを利用し、ジャンプをしたり、スラロームをして見せたりします。
こうしたことができることが、ウェイクボードがスポーツとして競技人口を増やしてきた大きな要因だと思います。
ウェットスーツにライフジャケット、そしてウェイクボードがあればできますので、
マリンスポーツの中ではあまり道具を必要としないのではないかと思います。

とはいうもののウェイクボードを引っ張ってくれるボートが必要なのでどこかのクラブに所属するとか
スクールに参加してある程度の人数が集まるところで楽しむのがよいと思います。
こうしたスクールに参加すると、人にもよりますが、比較的短い期間でボードの上に立てるようになりますので、
あとは練習量や持っているセンスなどでどんどん上達できるところも、楽しいのではないかと思います。
夏だけ楽しむスポーツとして、自分の趣味の中に取り入れ、趣味の範囲で楽しむのもいいですし、
競技として本格的にできるのも楽しみだと思います。