【エア・キッキングとは】
エア・キッキングとは、「空気圧と水反動テクノロジー」を使ったカタパルト状の発射台を使い、体ごと8mの高さまで打ち出されてプールの上もしくはクッションパッドの上に着地するという話だけを見るととても危険なエクストリームスポーツです。
カタパルトの仕組みとして、シートの下に約60リットルの水が圧縮されていて、その水の噴射する力により人の体が押し出されます。
着地地点は事前に放物線を計算していて、その軌跡を描いてプールの上もしくはクッションパッドの上に着地します。
エア・キッキングはドイツのエッティンゲンで体験することができます。

【命知らずのスタントマンが考案】
このエクストリームスポーツを考案したのは、ドイツ出身のスタントマン、ヨッヘン・シュヴィーツァーによって作られました。
命知らずのスタントマンであり、仕事だけでなくこのようなアクティビティまで命がけです。
しかしこの装置、話を聞くだけならかなり危なさそうですが、誰でも簡単に楽しめるように作られたそうです。
空気圧と水反動テクノロジーはシュヴィーツァーが独自に考え、軌道計算もカタパルトもシュヴィーツァーの案です。
エクストリームスポーツにつきものの危険を排除したようですが、この装置に乗るのには相当の勇気が必要になります。

【エア・キッキングができるところはドイツ以外にある?】
エア・キッキングができるところは、ドイツのエッティンゲンで体験できるようですが、その他では確認されていません。
そもそも装置が大掛かりで、安全が確保できるところという条件を満たせるところがあまりないのかもしれません。
エクストリームスポーツとしてもかなりマイナーなアクティビティです。
しかし、エクストリームスポーツらしい刺激的な体験になることは間違いありません。
エア・キッキングが体験できる機会があれば、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

【なぜ危険なことをしようと思うのか】
他のエクストリームスポーツにも共通して言えることですが、なぜ自分の身が危険になろうともやってみようと思う気になれるのでしょうか。
エクストリームスポーツとは、通常のスポーツと違い勝敗よりも個人的な刺激を求めます。
もちろん勝敗を決めるものや記録を残すものはあるのですが、いかに刺激的な体験ができるか、自分の可能性への挑戦が重視されます。
身体的なものだけでなく、精神的なものも挑戦になります。
エア・キッキングでいえば恐怖心に打ち勝つことではないでしょうか。
言い換えてみれば度胸試しというもので、これも一種の刺激的な体験でしょう。
エクストリームスポーツに挑戦する人たちは皆、自らの限界を超えることを重視しています。