ウィンドサーフィンとは

過激でエキサイティングなスポーツである、エクストリームスポーツの中でも、ウィンドサーフィンは手軽に出来、危険も少なく、一般のサーフィンと違い、初心者でも数時間から数十時間練習すれば、自分でセイルを立て、ゆっくりながら、ボードに乗り前進させることが出来るようにになるスポーツです。

サーフィンボードにセイルが装備されている道具を用います。
ボードは通常幅が50センチから1メートル程度で、長さは220センチから。
390センチのサイズがあります。
ユーザーの体格やどのような場所で楽しむかにより、ボードを選びます。
ボードに載っているセイルと呼ばれる帆の部分は、子供でも、引っ張って立てるのが容易なサイズである1.0m²から、最大12m²もあるセイルも存在します。

ウィンドサーフィンの発祥は、アメリカは西海岸カリフォルニアです。
1960年代に、ジム・ドレイク氏とホイル・シュワイツァー氏が始めました。
セイルから発生した揚力がボードに伝わることで水面との抵抗力生まれ、この抵抗力がボードを前進させる推進力になります。

日本にも、ゲレンデと呼ばれるウィンドサーフィンのポイントは沢山あります。
北海道から沖縄にいたる海岸で、年間を通して、風力に恵まれている箇所が、このスポーツを楽しめるポイントです。
また、世界的にはハワイや地中海、そしてカリブ海にゲレンデは多く分布し、愛好者の数もこれら地域に多く盛んです。

初期投資

初心者が道具一式を揃え様とすると、大体15万円から20万程度の、出費で済みます。
独学で覚えていくことも可能ですが、基本の習得は大切ですし、道具選びの助言や周辺情報も期待できることから、マリンスポーツのインストラクターなどの講習を受けることをお奨めします。
また、海岸の直ぐそばに住んでいる場合は別ですが、ゲレンデまで公共の交通機関を利用して道具を運ぶのは現実的ではありません。
荷台スペースのある自動車が必要なスポーツと言えるでしょう。

テクニック

初心者として習得することは、まずセイルアップです。
海面に倒れているリグを引き上げて、走行を開始するテクニックですが、バランス感覚を必要とするために、直ぐボードから落ちてしまい、なかなか最初は思うように行きません。
それでも数回繰り返すと、セイルアップをマスターし直進できるようになります。

ここまで上達したら、今度は風上や風下へ方向転換する技を覚えます。
形がついてきたら、砂浜からリグを頭の上に載せて帆に風をいれ、風力を利用してボード上にあがりスタートを切るやり方や、
リグにぶら下がるように体重をのせて、身体の重さを利用してより長く、ボードにのって走行するテクニックを習得するようになります。
サーフィンと違い、ウィンドサーフィンは風の力を借りるため、意志とテクニックが伴えば、海上の何処へでもいけるようになります。
初心者は速くても一秒間に5・6メートル進む感覚ですが、中級者ともなると、50km/hくらいのスピード感を楽しめます。
エクストリームスポーツと形容される上級者の領域になると、80km/hや、100km/h近いスピードで海を駆けるレベルになれます。
奥が深く爽快なマリンスポーツと言えましょう。